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子どもの救急&病気

イラスト 牛 当てはまる症状はあったかな?はやめに診療を受けてね
はなの症状 イラスト

はなの症状

はなの病気の症状、原因、治療法をご紹介します。
詳しくは、来院のうえご確認ください。

鼻血

鼻血

症状

多くの場合はアレルギー性鼻炎(花粉症)や鼻カゼが影響しています。鼻のかゆみや鼻みず、くしゃみのため鼻をこすってしまい、傷ができて出血します。

ご家庭での止血方法

鼻血が出たら、横にはならず座ったままで頭を少し前かがみにします。そして、鼻の穴に少し湿らせた綿球やティッシュを詰め、鼻の穴の付近を5分ほど強くつまんでください。多くの場合はこの方法で止血可能です。なお、血液は大量に飲み込むと嘔吐しますので、飲み込まないようにしてください。

当院での治療

出血した箇所への直接的な治療として、出血防止綿を当てたり薬品を塗ったりします。粘膜の表面に浮き出た血管を電気熱で焼く治療(粘膜焼灼術)を行う場合もあります。また、アレルギー性鼻炎(花粉症)を伴っている場合は、アレルギー薬を処方します。内服薬以外に、パウダースプレー薬を処方することもあります。

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鼻の異物

原因

ビービー弾、ビーズ、鉛筆の芯、豆など大人では想像がつかない物を、子どもは好奇心から鼻に入れてしまいます。同じ物を何度でも入れてしまうお子さんもいます。特にティッシュのかけらや紙くずは柔らかいため、鼻への違和感も少なく、子どもが何もいわずに放置しておくと、腐って悪臭のある鼻汁が出て初めて気がつくこともあります。

対処法

反対の鼻を押さえて、強く鼻をかむと出てくることがあります。異物が外から見えていて、つかめそうな場合は、奥に押しこんでしまわないように注意してピンセットで取り出しましょう。無理をすると鼻血が出たり、傷がついたりします。困った時は耳鼻科を受診してください。

鼻の異物

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副鼻腔炎(ちくのう症)

症状

副鼻腔の中にたまった膿が、鼻の中に逆流するため、色のついたネバネバした鼻汁が出る、鼻がつまる、鼻汁がのどに流れ落ちるなどの症状のほか、頭痛や頬の痛み、歯の付近の痛みが起こります。においがわからなくなったり、くさいにおいがする、耳がボーンとするなど、さまざまな症状があらわれます。

副鼻腔の構造

原因

鼻風邪などによって、細菌やウイルスが鼻から副鼻腔に入ることがあります。すると副鼻腔の中で炎症が起き、膿が溜まってしまいます。この状態が副鼻腔炎です。鼻腔炎は昔から蓄膿症(ちくのう症)と呼ばれています。

当院での治療

殺菌作用のある抗菌薬を内服していただきます。特に慢性化した副鼻腔炎にはクラリス、クラリシッドという抗菌剤を1〜2ヶ月服用する必要があります。鼻の中に鼻汁が溜まっている場合には、吸い出す治療も行います。また、抗菌薬などを含んだ薬液を鼻の奥まで噴霧吸入するネブライザー治療も行います。

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鼻骨骨折

症状

鼻のつけ根にある硬い骨が折れるため、鼻筋が曲がったり、へこんだりして外見上の変形が見られます。また、多くの場合に鼻血が伴います。

鼻骨骨折 場所

原因

交通事故、スポーツ、けんかや転倒、落下などの不慮の事故が原因で、軽度の衝撃でも骨折を起こします。鼻骨周囲の骨も骨折すると、目の玉の動きの障害によって物が二重に見えたり、視力が低下したり、口が開きづらいなどが起こることがあります。

治療

骨折を放置すれば、骨折した所はそのまま固まってしまい、鼻筋は曲がったままになります。しかし、複雑な骨折ではなく、受傷のち1週間以内であれば、鼻骨整復術という鼻の中から行う手術によって治すことが可能です。

鼻骨骨折 頭上からのCT写真 骨折部位

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鼻かぜ(鼻水、鼻づまり)

原因

鼻かぜやアレルギー性鼻炎(花粉症)の時には、鼻水がたまり鼻の粘膜が腫れて、鼻がつまりやすくなります。また、小さなお子さんの場合、空気の乾燥や急な温度変化、冷たい空気などの外的要因で鼻づまりになることもあります。

鼻かぜ(鼻水、鼻づまり)

鼻づまりになるとどうなる?

鼻水がたまれば鼻づまりになり、赤ちゃんの場合は哺乳が上手くできなくなります。また、夜間に何度も起きてしまい、眠れないことも。機嫌が悪く、ぐずることも多くなります。さらに、鼻水がたまると中耳炎にかかりやすくなります。

当院での治療

鼻水がたまっている子には、専用の吸引器具を使って、たまった鼻水を奥まで吸い取ります。また、鼻の粘膜が強く腫れている場合は、鼻づまり用のスプレーを処方することもあります。そして2、3歳になれば、吸入治療(ネブライザー)も行い、少しでも鼻づまりを改善させるようにします。お子さんにとって鼻づまりはつらいものです。遠慮せず受診しましょう。

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アレルギー性鼻炎

症状

「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」「鼻がかゆい」「鼻血が出る」などの症状が出ます。また、アレルギー反応が強くなると「頭痛」「においの低下」「鼻が重い」「鼻の奥の痛み」などの症状も現れます。

アレルギー性鼻炎 ハウスダスト

アレルギー性鼻炎 ダニ イヌ・ネコ

原因

代表的なもので、ハウスダスト、ダニ、カビ、スギ花粉、ヒノキ花粉、カモガヤ(イネ科雑草花粉)、ブタクサやヨモギ(キク科雑草花粉)、イヌの毛やフケ、ネコの毛やフケなど多数あります。

アレルギー性鼻炎 注射器

検査

鼻水を調べることでアレルギー反応が起きているかどうかわかります。ただ、鼻水の検査だけではアレルギーの原因までは判定できませんので、アレルギーの原因を調べるためには、血液検査を行う必要があります。検査を希望される場合は、スタッフにお知らせください。

当院での治療

お薬には内服薬と点鼻薬があり、患者さんの年齢や症状に合わせて処方いたします。また、診察終了後にアレルギー用の吸入治療(ネブライザー)を行うことで症状の軽減が可能です。なお、検査でアレルギー反応が陽性であっても、症状がなければ治療の必要はありません。

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花粉症(スギ、ヒノキ、雑草)

症状

1週間以上続く透明の鼻水、鼻づまり、くしゃみ、鼻血、目のかゆみです。また、セキが続くこともあります。カゼの引き始めと区別がつきにくいですが、カゼの場合は数日するとくしゃみが止まり、鼻水が粘っこくなり、色が付いてくるようになります。

原因

スギ、ヒノキなどのよく知られている花粉のほか、カモガヤなどのイネ科の雑草花粉、ブタクサやヨモギなどのキク科の雑草花粉もあります。

花粉症(スギ、ヒノキ、雑草) イラスト01

飛散時期

スギ花粉は2月中旬から、ヒノキ花粉は3月中旬から飛び始めます。カモガヤなどのイネ科の雑草花粉は4月下旬から9月下旬、ブタクサ、ヨモギなどのキク科の雑草花粉は8月下旬から10月下旬までです。

花粉症(スギ、ヒノキ、雑草) イラスト02

当院での治療

内服薬、点鼻薬、目薬を処方します。内服薬には毎日定期的に飲むお薬と症状の強いときに飲む頓服薬があり、症状に合わせて、1〜3種類の薬を組み合わせて処方します。点鼻薬にも毎日定期的に使用するお薬と鼻づまりが強いときに使用するお薬があります。内服薬と点鼻薬を併用することで、より高い治療効果が期待できます。

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